2017年度 第1回 「高田松原」再生植樹祭 ブルー&グリーンプロジェクト高田松原再生支援活動イベント 2017.6.11

「高田松原」再生の取り組みが、いよいよ始まります

 6月11日(日)に震災後初めてとなる市民主体による高田松原での本植樹、2017年度 第1回「高田松原」再生植樹祭が開催されました。当日は「ブルー&グリーンプロジェクト」のイメージキャラクターで3年前から高田松原に携わってきた谷花音さんから地元の子ども達へマツ苗が贈呈され、高田松原の新たな歴史のはじまりを飾りました。

実地内容 苗木贈呈と記念植樹 参加者による植樹 参加者交流会 谷花音さんから贈呈されたマツ苗で、再生の第一歩となる植樹が行われました
 本プロジェクトの開始時よりイメージキャラクターとして、マツ苗とともに成長してきた谷花音さんから、本日の植樹のために育てられてきた「ブルー&グリーン苗」が戸羽陸前高田市長やNPO法人高田松原を守る会の鈴木理事長、そして地元の子ども達に贈呈され、記念植樹が行われました。
 その後、参加した約100名のボランティアにより植樹が行われ、この植樹祭を皮切りに本格的な高田松原の再生がはじまります。
ブルー&グリーン苗
 種子から育てているマツ枯れ(マツ材線虫病)に抵抗性のあるクロマツ苗。震災直後、岩手県内では抵抗性クロマツ苗を生産しておらず、東北地方全体でも抵抗性クロマツ苗は不足していました。そこで、大分県の山林種苗生産業者(㈲キヨタキナーセリー)から抵抗性種子を提供していただき、山形県の北庄内森林組合で苗木として育て、今回の植樹ができる運びとなりました。ブルー&グリーンプロジェクトにより提供されたので、このマツ苗は「ブルー&グリーン苗」と呼ばれています。
 高田松原の新しいスタートの記念すべき第一回を迎えられてすごくうれしい気持ちでいっぱいです。
 2年前に来た時は、まだ防潮堤も工事中で土が盛られているだけで、本当にここに松原があったのかと信じらなかったんですけど、今年来てみたら新しいお店や建物が建てられていて、これからどんな町になるのかがとても楽しみです。
 今回、はじめて松苗を植えました。まっすぐに植えるのが難しかったんですけど、前の高田松原に負けないくらいすくすく立派に育って欲しいです。失った松は戻らないけど、みなさんの希望と力をこめて一本一本大切に前の高田松原よりも素敵な松に育てられるよう皆さんにも協力して頂けたらうれしいです。

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