2018.4.22 第2回 「高田松原」再生植樹祭

高田松原の再生に向けた試験植栽、いよいよスタート

4/22(日)第2回の植樹祭が行われました

4月22日(日)、昨年に続き、第2回目となる「高田松原」再生植樹祭が開催されました。
植樹祭では、戸羽太陸前高田市長の来賓挨拶のほか、プロジェクトを代表し、イメージキャラクターである谷 花音さんらから陸前高田市民の方々に向けて、苗木の贈呈が行われました。
NPO 法人高田松原を守る会をはじめとした陸前高田市民および当プロジェクト関係者(全国ガス事業者、ガス機器メーカー、住宅事業者など)、その他ボランティア関係者など、 総勢約200名が参加し、1,500本余りの苗木の植樹を行いました。

「高田松原」再生植樹祭当日の様子

再生植樹祭フォトギャラリー

谷花音さんらから、マツ苗が贈呈されました

第1回植樹祭に続き、プロジェクトのイメージキャラクターの谷花音さんらから、マツ苗が贈呈されました。
植樹には総勢約200名が参加し、1,500本余りのマツ苗が植えられました。2年目の植樹活動に向け、大きく前進しました。

谷花音さんからのコメント

昨年植えた松もとても成長していて、すごくびっくりしましたし、街の区画整備なども進んでいて、この先どういう松原になって、どんな街になるのか、どんどん楽しみになってきました。
今年も松を自分で植えて、風除けの竹簀にメッセージも書いたので、来年どうなっているのか、今からワクワクしています。自分で植えた松は、やっぱりかわいいですね。今年植えた松も頑張って、という気持ちを込めて植えました。
前にあった高田松原を超えるような松になってほしいですし、たくさんの方の思いが込められた高田松原になってほしいです。

主催者挨拶より

一般財団法人ベターリビング理事長井上俊之

一般財団法人ベターリビング
理事長
井上俊之

ブルー&グリーンプロジェクト「高田松原」再生支援活動として、2回目植樹祭を迎えることが出来、本当に嬉しく思います。
「ブルー」はガスの青い炎、「グリーン」は森、木々の緑を表し、省エネ型の給湯器「エコジョーズ」、家庭用燃料電池「エネファーム」の普及にあわせて、森の再生を行ってきました。
高田松原では2haに1万本の苗木を提供します。昨年の植樹で植えた松は、丁寧に行ったおかげで枯れた本数も少ないとお聞きしています。竹簀の作成や試験植栽など様々な取り組みの積み重ねがあって苗木が育っており、活動に関わる皆様に心から敬意と感謝を表したいと思います。松原の成長には50年かかると言われていますが、それでも松林が大きくなる日を楽しみにしております。

イベント実施体制

主催: 特定非営利活動法人高田松原を守る会
一般財団法人ベターリビング 一般財団法人日本緑化センター

  • 参加者インタビューはこちらから
  • 第1回「高田松原」再生植樹祭はこちらから
「高田松原を守る会」理事長 鈴木善久さん

「高田松原を守る会」理事長鈴木善久さん

進む復興と松原再生

東日本大震災から7年1ヵ月になりました。陸前高田市は、復興に向けて一歩一歩、歩みが進められています。高田松原を守る会は、陸前高田市の復興、国の名勝・高田松原の再生を目指して岩手県や陸前高田市と連携し、多くの皆様のご支援を受けて、昨年から新しい高田松原の地盤に松の苗を植え始めました。去年は約3,000本の松の苗を植えました。今年は、約3,500本の松の苗を植えます。そして、来年は約3,500本の松の苗を植え、3年間で2haに約1万本の松の苗を植えるということになります。

広がる支援の輪に感謝

ブルー&グリーンプロジェクトを始め、たくさん呼び掛けていただき、全国からいろんな企業・団体の皆さん達が応援してくださっていること、本当に有り難いです。高田松原への支援の輪が広がって、たくさん応援に駆けつけてくださると、私達も高田松原再生のために、ますます「やるぞ」という力が湧いてきます。
高田松原への松の植栽は来年3年目を迎え、松の苗の植樹は終わります。でも、それが立派な林になっていくのは50年後。植えて終わりではありません。
私達が子供の頃、高田松原で作った楽しい思い出がたくさんあります。将来の人達にも、楽しい思い出をたくさん作ってもらえるような松原にしたいと、そういう思いです。

一般財団法人日本緑化センター 瀧 邦夫さん

一般財団法人
日本緑化センター
瀧 邦夫さん

2年目の植樹を迎えて

昨年第1回の植樹祭は6月、今回は4月に開催となり、苗もしっかりした状態で、一番良い時期に植栽ができ、昨年よりも良い状態で生育が見込めるのではかと思います。その一方で、雑草など、1年目とは違った対策なども考えていかなければならないと思います。

植樹だけではない松原再生への取組

植樹活動を中心とし、その他にも「高田松原再生講座」を年に1回開催しています。松原への関心を持続させ、松原を育てていく人材の確保のため、大切な普及啓発活動です。また、松原に対しての皆さんの様々な思いを、「私の高田松原作品展」に寄せてもらっています。小中学生を含む多くの方に参加していただき、次の松原の再生活動を担っていく世代の関心を引き出していく上で、大切な活動だと思っています。昔から高田松原に親しみを持って生活をしてきて、高田松原に対する思いを持った方々に広く呼びかけをして、直接足を運んでもらう機会を作っていきたいです。
被災した海岸林は宮城県や福島県にもありますし、全国には120カ所以上の海岸林があります。各地の団体と連携しネットワーク化を図り、共通のテーマとして松原再生に進んでいくことが大切です。様々なステージで松原再生に結び付く連携をどう生み出していくのかが、高田松原、そして私どもの課題でもあります。

住友林業株式会社取締役専務執行役員光吉敏郎さん

住友林業株式会社
取締役専務執行役員
光吉敏郎さん

会社名にも「林業」とある通り、植林は非常に身近です。私自身も何度か植林の経験がありますが、今日植えた木が少しでも将来の植林再生に役立てたらと思います。会社として新築の住宅にもエコジョーズ・エネファームを積極的に搭載しているので、今回のプロジェクトに少しでも寄与できればと思っています。

トヨタホーム株式会社専務取締役平田俊次さん

トヨタホーム株式会社
専務取締役
平田俊次さん

当プロジェクトでベトナムでの植樹にも参加したことがありますが、国内でも非常に意義の深い活動だと思って参加することができました。当社はZEHをはじめ、省エネ性能の高い住宅供給を目指しています。エコジョーズ・エネファームを使うことでこの活動を支援していきたいです。

野村不動産株式会社代表取締役専務執行役員賀来高志さん

野村不動産株式会社
代表取締役専務執行役員
賀来高志さん

現地の皆さんの誇りを取り戻すことに、幾何かでも協力できていることに喜びを感じます。エコジョーズ・エネファームを積極的に取り入れることで植樹活動につながっている事が、驚きでもあり嬉しくもあります。会社としても地球環境負荷の低減に着実に取り組んでいかなくてはいけないと、想いを新たにする良い機会を与えていただきました。

株式会社パロマ代表取締役社長

株式会社パロマ
代表取締役社長
小林弘明さん

震災以降、何かお役に立てないかという気持ちはとずっと持っていました。こうした機会をいただき、喜ばしい気持ちです。成木になるまでに50年かかるということですが、松の成長とこの町の再開をぜひ見届けたいです。今後も、全国のガス事業者と機器の普及に努めて参ります。それが必ず世の中の役に立つ事を、私達は期待しています。

  • 再生植樹祭
  • 第1回「高田松原」再生植樹祭はこちらから
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