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Supporterʼs Interviewブルー&グリーンプロジェクト 高田松原再生活動のイメージキャラクターを務めてきた谷花音さんに、8年にわたる活動の感想や思い出などをお聞きしました。活動の最初の頃のことは覚えていますか 2015年の東京での花で絵を描くインフィオラータというイベントに参加しましたが、その頃のことはなんとなく覚えています。ただ最初にパッと思い出毎年、現地を訪れるのが楽しみだったとか そうですね。イベントの時には優しく迎えてもらって…とにかくみなさんが口々に「おおきくなったねぇ」とか「来週花火大会だから、絶対来てね〜」とか、お土産もいただいたりして。親戚のおじちゃんの家に遊びにきたみたいな感じでした。もちろん高田松原が早く戻るといご家族やお友達からは、どのような反応がありましたか 最初の数回は家族も現地に行きましたが、当時まだ復興が進み始めた段階で、街の様子を見た時に、まだ撤去されていないがれきとかが残っていて、驚いて言葉が出なかったのを覚えています。そして、この活動を応援できるということは、すごいことだよねと、家族と話しました。学校とかでも一本松が話題になったりすることがあって、私自身、意義深い活動に携われているんだなと、感じていました。活動を振り返って、現在の高田松原はいかがですか 私が植樹祭でメッセージを書いた名前入りの竹簀(潮風や砂から苗を守る)が数枚あったんですが、守る会の方から「花音活動がひと区切りを迎えました。今の想いは 東京にいて、松ぼっくりとか落ちていると、いま高田松原はどんな感じなのかなって思い起こしたりすることが良くあります。「無事に成長している」とか、「けっこういい感じなんです」という話を聞くたびに、ホッとしますね。活動はなんかあっという間だったなと思う反面、松が成長して、緑が増えて、いろいろな人の頑張りが積み重なって今があるんだと。植樹はひと区切りということですが、これか19俳優〈プロフィール〉 2008年、4歳でデビュー。 2011年に出演したTVドラマ、CMで注目を集め、以降CM、ドラマ、舞台、声優など多岐にわたり活躍中。ブルー&グリーンプロジェクト 高田松原再生活動との関わりは2014年から。 イメージキャラクターとしてイベントや現地での植樹、育樹に参加し、再生への取り組みをサポート。すのは、高田松原を守る会の会長さんと一緒に初めて松を植えた時のことですね。その日は、民家のようなところで、守る会のみなさんといっしょにご飯を食べてとても楽しかったのをよく覚えています。いなぁ、とプロジェクトに携われている喜びを感じながらやっていたんですが、重く受け止めて、というよりは楽しく参加させていただいていました。ちゃんの松、大事に守っているからね」とおっしゃっていただいて、松たちは大切に育てられてきたんだなぁと思います。毎年イベントで訪れるたびに、松がどんどん大きくなっていく姿を見て、いつの間にか自分の身長を越していて、松の成長の早さにはびっくりしますね。 最近の高田松原は道の駅などの施設が充実してきて、勝手に喜んだり、良かったと思ったりします。一方で、車で移動中とかにはまだまだある仮設住宅を見かけると、もっと復興が進んで欲しいと思います。らも個人的に見守り続けていきたいと思います。 見守るといえば、私、最近免許が取れたんです。だからこれからは、ひとりでも松原を見に行けちゃうんですよね。私も成長したな、なんて思う8年間でしたね。20谷 花音松ぼっくりを見ると、みんなどうしてるかなって思い起こしたりして。

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